ほのぼの裁判の想い出

 

重度の鬱病で5年間は病院に出たり入ったり、両親に介護を受けてほぼ寝たきり
だったけど、奇跡的に出歩けるぐらいは復活した。
インスタや投資で稼いだ金で貯金はあったので、私を廃人に追いやった過去の遺恨に

決着をつけるべく東京地裁で裁判を。

弁護士は昔からなじみのY法律事務所のI先生にお願いした。

 

訴状を出す前にI先生からは「損害賠償は3年で時効なので、できるところまで
やるけどこの裁判はまず勝てないよ。」と言われていた。

 

かくして裁判は「パワハラは実際あったのか?」を争点に月1回、
計3回開催された。
被告のブラック企業は社長を含め社員は誰も出廷せず、
代理人の弁護士だけ出廷した。

 

裁判の旗色はもの凄く悪かった。
まだ鬱病という言葉よりノイローゼという言葉がメジャーだったし、
ブラック企業という言葉もなかった時代だ。

 

果たして計三回の審議の後、郵送で判決が送られてきた。
結果は雀の涙ながらの見舞金が出ただけで事実上の敗訴。
でも心の整理はついて良かった。

 

結審から数ヶ月後、この裁判が原因でパワハラ上司とその関係者一同が
懲戒解雇になったらしいという風の噂を聞いた。
君たちは50代前半とまだ若い、人生はこれからだ。
将来に痛風、腰痛、糖尿病、成人病と言った無限の可能性がある。
罪を憎んで人を憎まず。
中高年で無職、子供部屋おじさんと将来有望だ。
第二の人生も現状に満足せず、貪欲に邁進してほしい。

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